XAMPPを開発で利用するとき、実際のURLで本番⇔開発環境を手軽に切り替え可能で、テスト環境として納品するにも手ごろな方法です。
試していませんが、FireFoxに限っていえばMac(Linuxも)でも問題ない方法だと思います。

hostsファイルの編集でもちろん可能ですが、平凡すぎますし、何より「本番⇔開発環境」切り替えに逐一ファイルを編集するのは億劫です。

その方法とは?
XAMPPの開発環境が本番URLで動くように設定(Apache)するのは当然ですが、Proxyも立てるんです。
「な~んだ」とガッカリさせてしまったらごめんなさい。
といってもXAMPPのApache Proxyです。

さらに、ブラウザからProxyを簡単に切り替え可能なアプリをインストール&設定すると、実際のURLで開発環境を動作させることが可能です。

すでに私はその恩恵に授かっている、その具体的な方法はWebに公開されていないXAMPPの超便利な使い方 ~2/2~に書きましたので、ここではメリットとデメリットをまとめておきます。

メリット

  1. hostsファイルの編集から開放される
    [2009.02.06追記]Windowsのユーザ権限によっては(Administrator以外?)hostsファイルの編集すら不可能なので、このメリットは一石二鳥です!
  2. FQDN(URL)をDB等に保持するCMSなどの開発ではDBダンプ→そのままインポートという荒業も可能!?
    ※もちろん主にApache、MySQLバージョン等の本番サーバとXAMPP差異によっては通用しないことはありますよ!

デメリット

  1. まったく同じURLなので区別がつかなくなる恐れも
    → これについてはWordPress用にNiche Patchで対応中です。(こちらも近日公開)v.0.70で対応しました。
    ※仕組み的にはPHP等が動けばWordPressでなくともOKなものです。
  2. XAMPP(Apacheですね)設定が甘いためIEの場合にProxy参照モードのときは他サイトが閲覧できなくなる→ FireFoxはProxy参照のためのホワイトリスト形式が使えるので問題ないです。
    ※IE用も近しいものがあったらどなたか教えてください。