データセンターっていうと、かつてHP-UXのサーバ保守をやっていたときの簡素でつまらない控え室というイメージしかなかった。

それも自社専門のデータセンターかつ古かったためだろう。

先週初めて作業で行ったデータセンターはホスティング、ハウジングで外部企業向けのものということもあり、僕らはお客様扱い。
そんな丁重っていうわけではないが、足取り重く向かうデータセンターの入館は「お疲れ様です」が挨拶だったのに比べ「いらっしゃいませ」といわれるのが新鮮だった。

3フロアあるサーバールームは、天井高を低めに抑えるために空調が特殊で、どこにいても資料の紙が飛ばされるほどの風量と騒音。
ただでさえサーバールームなんて長居できるところじゃないが、ここはさらに人には居心地が悪い。
そのかわり、コンソール用のモニタ、キーボード、マウス+キャスター付デスクのセットと折りたたみ椅子が随所に置いてあり、作業効率は考えられている。

それとなんといっても2Fにあるサロン(控え室)。
食事はNGだが、大きめの1人掛けソファが3つあり、ゆとりのあるアームレスト部分に電源とLANが配線されていて、そこにノートを置いてネット接続が可能。
バースタイルの高めのテーブルと腰掛もあり、そこも電源、LANあり。
(一応各フロアにもサーバルームを出てすぐのところにネット接続可能なカウンターもある)

さらにパーティションで簡単に仕切られた休憩室(?)には、かなりグレードの高いマッサージチェアが2台。もちろん無料で使える。
このマッサージチェアの1台はNational製でアームレスト部分を持ち上げると手のひらを上下から空気圧で挟んでのマッサージまでついている。

今回の最新データセンターでないビルを知っているKZAは、しきりに古いほうが良いとこぼしていたが・・・
(サロンは)広いし、外部接続用PCも設置されてるし、サーバルームも天井が高いしってことらしい。

データセンターなんて、そうそう行かないに越したことは無いが、快適さが考慮されていて、今回は憂鬱にならずに作業できた。