ページ一覧から「ページ順序」、すなわちmenu_orderを上げたり、下げたりできるようにNichePatchで対応しました。
WordPress2.6.x系、2.7で動作確認済みです。ページのステータスは「公開済み」だけでなく「下書き」「レビュー待ち」「未公開」「パスワード付」にも対応しています。

WordPress2.7での確認が不十分で「公開日時チェック」と「カテゴリ未選択チェック」が機能しません。
ご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください。

不具合箇所の修正とWordPress2.6.3&2.6.5&2.7による動作確認を完了しました。WordPress2.7をご利用でv0.50をダウンロードした方にはご迷惑をおかけしました。

WordPressをCMSとして利用するには、ページを多用すると思いますが、順番の制御のために逐一各ページを編集モードで開くの は、かなり煩雑だと思います。WordPress2.7から追加された一覧からの「簡易編集モード」でも「ページ順序」は制御できません。「クイック編集」モードで制御できますが、1件ごとに「クイック編集」モードのオープン→値の設定→「ページを更新」ボタン押下が必要なので、今回のニッチパッチのオプションを有効にした操作感のほうが便利です。

そのほか、前回バージョン(Ver.0.40)と類似のテーマディレクトリ(通常ではwp-content/themes/)配下にindex.htmlまたはindex.phpが存在しない場合も、ブランクのindex.htmlを作成する処理(オプション)も追加しています。

使い方

  1. niche-patch.0.51.zipをダウンロード
    (最新版はhttp://typista.it-creates.com/wp-content/uploads/niche-patch.zip)
  2. プラグインディレクトリに解凍
  3. ダッシュボードからアクティベート
  4. ONにしたい機能は「ダッシュボード」→「設定」→「Niche Patch Plugin」から。

その他、バージョン非表示機能、投稿&ページの作成画面で、一番下に「スラッグ」を表示する機能、投稿タイムスタンプのチェック機能、カテゴリー未選択 or 未分類のチェック機能などを追加することができます。

制限事項

  1. wp_list_pages()で実際に表示されるページ一覧は、menu_order(=ページ順序)の次にpost_title(=ページタイトル)の文字コード順のようですので、同じmenu_orderの場合、並び順のパっと見では順番操作できていないように勘違いしやすいので注意してください。(順番操作ボタンを+/-ではなく↑/↓のように1件ずつ確実に入れ替えていく処理も考えましたが、post_statusとの関連でダッシュボードのページ管理一覧を表示しているモードによって隠れているページとの順序性をどうするかという点で仕様を詰め切れそうにないので見送りました。)
  2. 投稿タイムスタンプのチェックは、ページの場合に動作しません。(今後調査します)
  3. 「保存」「公開」ボタンのonclickイベントを利用していますが、他プラグインとの競合は未検証です。(こちらも追って、調査していきます)
  4. なお、本来はonclickイベントへのハンドラ登録ではなく、リスナー登録のほうが美しいようですが、チェックNGの場合にPOST処理を中断する手段の実装にひと手間、ふた手間かかりそうなので、現状はonclickハンドラがすでに登録済みの場合のみ、当ニッチパッチハンドラ実行後(さらにいうと結果がtrueの場合)にコールするようにしています。

改修履歴

[v.0.51]2009.01.15

  1. WordPress2.7不具合対応(投稿タイムスタンプチェックとカテゴリチェック)

[v.0.50]2009.01.10

  1. ページの表示順操作の対応
  2. テーマディレクトリを隠蔽するためにindex.html生成機能追加

今後の対応

プラグインの配布方法、とくにバージョンアップ時の通知方法を調べる。
その他、思いつきでニッチにふさわしいパッチがあれば、プラグイン実装していく。
日本語決め打ちではなく、多国語対応方法も気長に調べていきたい。
SPaiS WordPress プラグインの作り方(3) ステップ1:翻訳の仕組み